[トントン]
『みーお~。起きてる?』
『はい。って…?美菜?』
久しぶりに聞く、美菜さんの声。

入院して以来、ほとんど来なくなっていた。
オレにその事を嘆いていた。
『えっ?ごめん寂しかった?』
『も~う寂しかった!』
泣いてる。

『ごめんね。実は、アメリカに行ってね。』
『アメリカ?』
『うん。デザイナーの勉強。』
『へぇ~。すごいね。』
『うん。でもね、幸せのみおに会いたかったから!』
『えっ?ありがとう!?』
何か戸惑いがあるが感じだ。
その時だ。
『美菜ちゃん、いる?』と、優花が来た。
『いるよ~。』
『行こう!』
っと行って病院から出て行った。[いよいよか!]っと悟った。