『久しぶりだな。』っと思わず、口を開いた。

『…えっ。うん。』
詰まった感じに優花が答えた。

『…みお[愛音]だいじょうぶかな?』
みお[愛音]を見ながら不安な優花。

『だいじょうぶだよ。』っと強気に答えた。

『本当に?』
『当たり前だろ。みお[愛音]は、オレの大事な人なんだから。』
『なんだ~そりゃあ理由になってない!?ただのノロケね。』
『…ふうん。』なんかふてくされているオレ。






それから数分後、やっとみお[愛音]が気づいた。

『優貴、優花、』

オレ『起きたか…。』
ナースコールを押す。

『藍沢さん、大丈夫ですか?』
『はい。』
『血圧測りますね。』


しばらく看護士とのやり取りがあった。

『また、なにかありましたら、遠慮なく押して下さいね。』
『はい。』





『みお[愛音]、大丈夫?』優花が心配する。

『ありがとう。優花。大丈夫だよ。』
『私、ちょっと、飲み物、買いに行くね。』
『うん。』みお[愛音]は、しんどい中でも、優しい微笑みでいた。