私は、クラリネットを弾き、みお[愛音]は、ピアノを弾きあった。
お互いの悪善を語り合ったり。







『ちょっとなんか、ラブラブじゃないですか!?なんか、イラつくな!』

なぜか、焦りなぜか、妬けてきた。

それだけ、そばに居れてなかったとも思った。

『妬きますか?そこ?』
『いや、別にその…。』
『みお[愛音]喜びますよ。誰よりも、愛されているんだって旦那様に!』

若干嫌みに聞こえた。

美菜は、話しを続けた。

『でも、みお[愛音]ってマジ優しい子ですね。優しいし思いやりがあるし。我慢強いし。…無理もするし。
優花さんの事や優貴さんの話も、よく聞かされましたよ。…』
『あっ、はい。』
『優花さんとは、大の仲良しって言っていました。でも、時より哀しげに話すんです。『優花が妬ましいって思ってしまう事がある。』って…』

『えっ?』
『優花さんと優貴さんが一緒に居る事が…。『優貴、優しいから。』って涙目で。でも、『『優花の事大嫌いになれないし。あんま、一緒にいないでって言えないし。優貴には、淋しいなんて言えないし。』って』

オレは、黙っていた。
『もちろん、多少なりとも、最近は、みお[愛音]甘えていたと思います。妬いていることも伝えたんじゃないかなっとも思います。でも、少しずつ慰めて、やっとだったんじゃないかなって思います。』
みお[愛音]が以前オレにやっと伝えてくれた言葉だった。
オレは、ふと答えた。

『あっ、ありがとう。』

『いえいえ…。』っと言い照れていた。