『きっと大丈夫ですよ。』っと美菜さんが言う。
『あのぅ～みお［愛音］とは、どんな関係なんですか?』
思わずオレは、尋ねた。
『あっ、何飲みます？奢りますよ！』

オイ、無視かよ。
とは、言わず、『いや、オレ払うから。』っと言った。

すると、『じゃあ、分かりました。ラテで。クリーム、砂糖多めで。』

えっそれ甘すぎじゃねぇ～！？てか、図々しいだろ!!アンタとは、まだ初対面だぜ。とも、言わず。
結局、二人分。仕方がないが。


『聞いていいですか？』
オレは、口を開いた。

『はい。』

『みお［愛音］とは、どのような関係ですか?』
『あっ、すみません。言ってなかったですね。演奏仲間であり、親友みたいな間柄ですかね。って言っても相談役みたいな感じですかね。』

『ホォ～なるほど納得。』

やっと安心した。なんか勝手だなって思ってたんだが。

『みお［愛音］からいろいろ聞いていたんですよ。優貴さんの事だったり。幼なじみの優花さんの事とかも。』

『えっ？あっ？…そうなんですね。』

『みお［愛音］と出会ったの、ホスピス演奏会がキッカケなんです。』


そう言って話し始めた。