『みお、こんな時だけど、言っても良いかな?』
『うん?なぁに?』

『みおが愛してくれている。オレも、みおを真剣に愛している。誰よりも。』
『えっ、うん、愛してる。大好きだよ。』
『でも、恋人同士で居たくない。』
『えっ?』

オレ、また変な言い回しを言ってる。違うだろ~っと自分に言いつつも、続けた。
『違うんだ。みお、オレ、オレの…オレの…オレの…。』
『どうしたの?』戸惑うみお。

『ごめん。戸惑わせて。はっきり言うな!』
『うん。』

『オレの、家族になって下さい。結婚してほしい!』

やっと、思いを言えたオレは、ふらっとして、みおに倒れかかってしまった。
『優貴~!?大丈夫?』
『わりぃ~重いだろ~。ってか、みお風邪なのに。待ってな。今どけるから。』っと言いながら、退こうと、したその瞬間…。

みおが腕をつかんだ。

『みお?』

『私も言うね。』
『うん。』
『私も優貴のお嫁さんになりたい。っとずっと思い続けていました。優貴~愛してます。』
二人の思いが繋がった瞬間だった。思わず抱きかかえ、みおをベッドに寝かした。もちろん、みおを放したくなかったので思わず横に入って再度、みおを見つめつ抱き寄せた。

『もぅぉ~ん。優貴たら、抱きしめたら風邪移るよ。』
『分かってるさ。でも、今放したくない。愛してるから。愛してる。みお~愛してる。』
『もぅぉ~ん。優貴たら~ァン。言いすぎ。私だっていっぱい言っちゃうぞ~。愛してる。愛してる。』

口づけなんどもして、愛してるとなんどもかわし、夜を過ごした。深い告白を響かせた夜になった。みおの髪の毛を撫で腕は、可愛いみおを抱き寄せたまま初めて同じ床で眠った。