寒がりのオレが…。

『サァ~行くぞ。お姫様。』

駆け出した。
二人で滑り降りるゲレンデは、長く感じた。

無事に終わった。
結果は…。まあ、頑張ったっというわけで

『優貴~本当にありがとう。』
『どういたしまして!お姫様。』
『もう~優貴恥ずかしいよ。』
っと言いながらもまんざらでもないみたい。

『みおは、オレにとって宝みたいに大事なんだから良いんだよ。』
『ありがとう。嬉しい!』

優花がタイミングを計りつつやってきた。

『イチャイチャすんな!』

『ごめん。』謝る、みお。

『ケガしてない?』

『うん、大丈夫だよ。ありがとう。優花。』



晩飯の頃になった。メニューは、蟹鍋料理だ。

先生『優勝出来なかった人も出来た人もお疲れ様でした。明日で終わりです。楽しんで帰りましょう。ゆっくり食べて下さい。』



あっという間だ。卒業旅行が終われば、卒業まで会うのは、一回しかない。初めて寂しい思いになった。

今日のこの思い出もオレにとって宝だ。みお[愛音]との思い出の1ページなんだから。



翌日も最後で、最高の日となった。


『は~い、チーズ!!』

思い出の写真を残して…。