『はい、どうぞ。家で採れたハーブティー。』
『ありがとうございます。あれ?優花いませんね?』
『優花ちゃん、お風呂よ。みおちゃんも、あとで入りよ。』
『あっありがとうございます。』
『薪風呂で温かいわよ。おばあちゃんが薪入れてるから。』
『寒くないんですか?薪入れ…。』
『大丈夫よ。おばあちゃんとおじいちゃん達は、寒さに強いから。』
『里桜さんは、寒さには?』
『もちろん寒いのは、苦手かな。でもなれた。母の末期を知ってからだからもう4年。もともと、冬生まれだから冬に強いのかもね。それより…みおちゃんの話ししましょう!』
『えっ私のですか?』
『えぇ是非とも。そうだな~名前の由来とか、聞きたいな!』
『名前の由来ですか…。 愛音ってつけたのは、父親なんです。私の父親は、アマチュアピアニスト。プロとは、言いませんが、一応アマチュアの演奏家なんです。』
『へぇ~。スゴいね。じゃあ~みおちゃんも音楽出来るの?』
『一応。』
『へぇ~。それは、スゴいね。それより愛音ってどんな意味があるの?』
『「愛をもって音を奏でる。同じように人と接する時も愛をもって接する様にしなさい。」っと思う願いからつけた名前だと母が言っていました。

『そうなのね。』

しんみりしていると、優花がきた。
『ふぅ~気持ち良かった!みおも入らしてもらう?』
『うん。そうするわ。じゃあ~良いですか?』

優貴の姉貴、里桜が答える。

『じゃあ、薪入れ私がするね。ばあちゃん、良い?』
『おやりよ。』