証、それぞれの道しるべ

『鍋できたよ。』

オレが普通に来たもんだから、なぜか笑っていた。
『なんだよ。皆して笑ってよ。』
『ううん。別に。』っとみおが優しく笑う。
『そうか。なら、良いや。食べるぞ、飯。』

『いただきます。』のみおの声でつられたのか、皆いっせいに食べだした。

『っう、おひいぃ~。』っと言う優花。
『今、うまいって言う感じじゃなかった?』っと言う、みお。
『えっ!?気のせいだよ。美味しいのは、間違いないし。』
『まぁね。本当に美味しいね。ありがとう優貴。』っと言う、みお。

『本当に。…優貴くん大丈夫?呆然としてる?』と言う優花。
『えっ本当!?大丈夫?』
みおの声で皆ビックリ。親父が珍しくよってくる。酒臭い。

『大丈夫か?みおさん達を心配かけるな!』

『あーあ。大丈夫だ。のぼせてだけだから。』


慌てて廊下に出た。まさかと思ったが頭が痛い。ぼーっとする。フッラとしながら歩いた。便所に向かっていた。

オレの歩き方が変だったのか、心配して、みおがついてきた。

『大丈夫?』

『うっん。』

『ほんと?』

やべー。風邪引いたかな!?フラフラだ。

ふと、倒れかかってしまった。機転きかしみおがよって来てくれた。

『わりぃ~。』
『ううん。それより、優貴~熱いよ。熱あるんじゃない?』
っと、言いおでこを触ってきた。

みおの優しい手があたる。冷え性か、分かんないけどひんやりする。

『あっつ。やっぱり熱あるんじゃない。おとなしく部屋で休んだ方が良いよ。』

オレ、風邪引いてしまった。言ってないがめっぽう、冬が実は、苦手。よく風邪を引く。っと言う事をみおに言ってない。
オレを好きでいてくれるなら全てを告白するぐらいじゃいけないのに…。
『わりぃ~みお。』
『なんで謝るの?』

いつの間にか部屋にいた。後で知ったが親父がオレをおぶったらしい。

『いや。なんでもねぇ~。』
『ふふ。』

姉貴がやってきた。
『優貴どうかな?』
『寝てます。』
『お茶飲まない?紅茶いれたから。』

『行ってこいよ。うまいから。』
『うん。じゃあ行ってくる。』

なに話すのかオレには、わからなかった。