知らず知らず、時は、経過し週末まで会えない感じになってしまった。
だからっと言う訳じゃないが会いに行く前の日プレゼントを買いに行く事にした。
あっという間に冬だな。そんなんで、ベージュ系のフワフワコートに紺色ジーンズでプレゼントを持って見舞えに行った。みおが、どう反応するか、分からなかったが、なぜか、優花がついて来た。

『私、みお［愛音］久し振りだな～!!早く会いたいな。』
っとはしゃぐ優花。『誤解したら、どうするんだよ～!!』
困惑なオレ…。『しないわよ。みお［愛音］は、親友よ。ってか、プレゼントを選んだの私じゃん！喜ぶ顔を見る権利は、あるんだから！』

そうなんだ。プレゼントの知恵を絞ったのは、優花なのだ。だが…ややこしい。『少し離れて歩けよ～!!』
『良いじゃん別に！』
初めて思うが優花は、ややこしい。友達付き合いでよかった。
ただ、オレとみおが、つき合い始めたなどまだ知らない。両想いなのは、知っているのに。

（トントン。開いてるのになぜかノックする。）
『みお？』覗き見たが、みおが、いない。焦るオレをほっとらかし、給食のメニューを真剣に見ている優花。
『オイ、優花、みおが…』
『ああ～美味しそうなご飯～。優貴くん、お昼鯖の味噌煮だって。豆腐の味噌汁にきんぴら。オレンジまでついてる。なんて素敵な昼ご飯！』

全く聞いてない。確かに昼時でお腹が、減っているので、献立メニューが目につくのは、分かるが。やはり、優花は、不思議でややこしい。
不思議な思いでみおのベットのまわりを見てみると、ヤケに綺麗に整っていた。『まさか…!?』っと焦り立ち尽くしていた。
その時だ。『あっ優貴！あっ優花も！』
横からのみおの姿が見えた。よく見ると、いつもと違う私服だった。

優花が言った。『あれ？もしかして退院？』
すると、『正解！』とみおは、こたえた。
なぜ分かるのか。ちょっと部屋を見ただけで。女の子は、不思議な生き物だ。
オレが不思議がっていると、ふとみおが『当たり前よ。』っと言った。

『えっ、なんで？』っと聞くとみおは『知らない。』とつんけだ。おっかない。なんでだ。っと悩むと今度は、優花が笑った。

『大変だね～!!』っと言いやがった。
『みお～。いつ学校に来れそう？』っと優花言う。『明後日かな。』
『明後日！無理は、ダメだよ～!!あれ？おばさんは？』
『退院の手続き。あと、レンタカー借りに行ってる。』