そのやりとりの後、みおの母親が話しだした。
『ねぇ~、みお?』
『ナニ?』
なぜか、不機嫌な、みお。『ナニって。優貴くんの事よ。付き合ってるの?』
直球過ぎる質問だ。少し驚いたが、みお[愛音]も直球過ぎる答えを出した。

『まだ。』
『まだ…って!?じゃあ友達?』
『友達?うん~!?好きな人かな♪うん。大好きな人。』照れ混じりにも真っ直ぐな目で答えた。
みおの母親は、唖然だったが、みおの答えが直球過ぎるので『そう。じゃあ、優貴くんは、愛音の気持ち知ってるの?』と聞いた。すると、『さぁ~!?まだ言ってないから知らないと思う。でも近い内言うから。』と答えた。
だがそれに対し『ダメよ。早く言いなさい。優貴くんに伝えなきゃ!!ほら善は急げよ!!』と言うのだった。


その頃、オレは、呑気に、ワカメうどんを注文しドリンクバーを選んでいた。そこに、みおがグレーのフード姿でやってきた。
『ヤッホー。』
『おっおう!』
『何食べてるの?』
『ワカメうどん。普通に上手いな。わりぃ~ちょっと待ってくれな。』
『じゃあ外で待ってるね~!!』
その時、オレは赤面しながら、『側にいてくれ!!』っと言った。少し驚いた様だがみおは、嬉しそうに待っていてくれた。
『美味しそう。』っとみおは、呟いた。

思わず『なんか、食べる?』と聞いた。

『じゃあ、一口チョウダイ。』
『えっ。』
毎回驚かせる。
『ジョークだよ!』っと笑ってすませる。
『でも、ケーキが食べたい!』
いつも以上に可愛いと思わせるお嬢さんだ。
『分かった。』っとオレは、答え、やっとの事ワカメうどんを食べ終えた。
『ふぅ~。上手かった。』と、一息つくと、『なんだか嬉しそうだね。』っとみおは、微笑んでいた。
当たり前だよ。みおの側にいれるんだから。っと言わなかったが…

『何食べる?』っとオレは、言った。
みおは、答えた、『そうだなぁ~ショートケーキが良い!あと、カフェラテが良いな。』
『よし、それな!オレは、プリンとマンゴージュースで!』
店員『1550円です』
きっちり渡し席についた。
みおは、横で笑って可愛いっと言っていた。

『優貴くんて本当にプリン好きだね。』
『ああ。生クリームが最高!あれ?オレプリン好きっと言ったけ?』
『ううん。なんとなく。私も好きなの。プリン。』
『そうか。一緒だな。なんてな!』
『うん。一緒だね!』
すごい笑っている。むしろ、喜んでいるみたいだ。