いや、むしろ恥ずかしいからあんまり、見ないでってゆう感じ。側を見渡すと、受付は、終わり、静かだ。近くにカップの自販機がある。オレは、立ち上がり、おもむろに、ホットココアを買いそれをみおに、渡した。
みおも、それを受け取り飲みだした。でも、熱かったみたいだ。『あっちぃ!』
『わりぃ~。』
『ううん。大丈夫。』
卑怯かもしれないが、鼻すすりながら飲む、みお[愛音]を見つめてしまった。女の子は、鼻水混じりの顔を異性に見せたくないってあるものだ。だが、恥ずかしい感じの姿は、オレには、愛おしく、見えていた。だが…。
『ありがとう。一緒にいてくれて。すごい久しぶりに走ったの。そしたら、なんだか、泣けてきて。』

『そうか。』っと普通の反応を示してしまった。すると、『もう~!!』
これは、マズいっと思い『すまん。』と謝った。すると、『ぷっ』と笑い出した。ワケが分からないオレは、みお[愛音]の顔を見つめ直してやった。そしたら、みおは、恥ずかしがり屋の様に、はにかみなが『ジロジロ見ないで!!恥ずかしいよ、優貴くん。』
『わりぃ~。でもな、急に、笑いだす事ないような。』
『ごめんね。だって優貴くん、いつも、わりぃ~って言うのにさっき、すまんって言うんだもん。なんかそしたら笑けて。』
なるほど。納得しつも『だがなぁ~!』っと言いつつ目をまじましと合わせてしまった。そしたら、結局お互い笑い出した。
二人の笑い声が響いた。
『明日も必ず来てくれる?』っとふと、みおが言った。
『ああ。』
『きっとだよ。』
『分かった。絶対明日来るから。』
『絶対だよ。』
『ああ。』
『私…。』
『う~ん?』
『なんでもない。』
きっと、何かみお[愛音]は、言うつもりなんだと思い、問い詰めた。だが易々と話してくれない。だが、みおは、喜んでいる感じだ。『ありがとう。優貴くん。』
『もう、いいよ。何回もお礼言われると恥ずかしいだろう!!』
『だっていいじゃん。素直にありがとうっと思ったんだもん。あっそれより、アドレス教えてくれる?』
いきなりだ。でも、拒む理由は、ない。
『いいよ。』
『あっでも、メモ帳ね、病室だから、付いて来て。』
知らず知らず、みおがオレの手を握りしめ、歩きだした。
緊張が高鳴っていた。