証、それぞれの道しるべ

分かった?』
母の優しさがにじみ出ていた。
『ありがとう。』とまた、みおは言った。今度は、感謝を込めて。

その日、優花からみおにメールがきた。
「みぉ~。今日は、お疲れ様!どうでしたか?それより、明日は、どうするの?」
(みおの心の声 どうでしたか?っと言われてもなぁ~ )
「優花へ ありがとう。誘ってくれて。気持ちが熱くなったよ。明日は、1日家に居てゆっくり休むよ。」
すぐに、メールが返ってきた。

「みぉ~。ゆっくり休んでね。また明日、メールします。今コンクールの練習しています。また、その話をするね!じゃあ~。優花より」

もう、コンクールが始まるのだ。

でも、その事より優花は、みおへの心暖まるサプライズを実行しようとしていたのだった。


仮退院の前日の週。
『ねぇ~、聞いて皆!みおが来週仮退院するの。一週間の期限付きなんだけど、来週の火曜日、みおへの音楽会しない?題して、元気になれよ祭!だめかな?』
『良いですね。やりましょう!』急に決まったにもかかわらず、参加の声が響いた。
『みお先輩のために。』と皆口を揃えて言うのだ。
みおの人柄や態度に引き寄せられた、部員達なのだ。

『何、演奏するんですか?』っと一人の部員が言う。

優花は、答えた。
『もちろん、みおの体調を考慮にいれて、長くは、出来ないから、2つ決めました。一つは、上を向いて歩こう。2つ目は、『みお大好きなカントリーロード!』
良いですね!の声だ。後にカントリーロードをコンクールの自由曲にも採用したのだった。
『さぁ~練習!』張り切りモードの優花。本当に、嬉しかったのだ。みおの為に何か出来るそれだけで満足だった。

翌日から、猛特訓。仲間まで張り切りモード全開
部員上げてみおを喜ばせたい。必死だ。もちろん、顧問の先生も…。
それぞれの思いがそこにあった。そして、時は、経ち…。


みお[愛音]へ思いのこもった演奏会が幕を開ける。

前日
「みおへ 明日午後2時学校に来て。ミニ演奏会をします。部員一同待ってます。」
優花からのメールだった。みおにとって10カ月ぶりに部員にあえるのだ。
『お母さん、明日午後2時学校に行きたい。私のためにミニ演奏会を開いてくれるんだって。』

『良いよ。でも、これだけは、守って。嬉しさのあまり興奮したりしない事!』
『了解~。』

優花にメールした。

『了解~。行くから待っていて。部員達にも、よろしく。』