[院内の案内所]『あのぅ~2425室は、どこにありますか!?お見舞いに来たんですが。』っと聞いているオレは、みおの見舞えに行く事にした 。何を持って行けば良いのか分からなかったが、優花に聞くと、プリンと花って言いやがるから、オレの好きな生クリームたっぷりなプリンと3月、4月の花チューリップやスミレの花束[優花のチョイス]オレ、そうゆうの、うといから…な。
病室の前に立つとめちゃくちゃ緊張した。たぶん、デッカい大会に出場した時と同じ…いやそれ以上だった。でも、この後声を聞いて緊張は、一気にヒートアップした。

[トントン]
『はーい。どうぞ。』
『失礼します。三浦優貴です。お見舞いにきました。』
『誰かな!?』っと、みおが言った。
『あぅ優貴くんじゃん。』
『みぉじゃん。あぁのの。プリンと、花束』
『えっ、何?くれるの?』
『あっ、あぁ。』
『ありがとう。』
そわそわした、会話をしてた時、外側から笑った声がした。
『あれ、優貴くんじゃん。来てたの?』
優花の声だった。
そして、みおの母も『うーん!?みおのファンさんじゃない!久しぶりねぇ。みおのお見舞いに来て下さったの。ありがとうね。』

うっ、ややこしい状況だった。
ただ、みおは、なんだか嬉しそうな顔だった。

『っで、プリン食べようよ、みお~おばさんも。』っと言う優花。

とっさに、オレは突っ込みをいれた。『ってか優花が食うんだ?』
すると、おばさんも『あら、良いわね。食べましょう!皆で』
っと言うのだ。『あっ、はい。どうぞ。』っと言うしかなかった。まぁ~みおも『ありがとう。いただくね。優貴くん。』っと言ってくれたから良しとしょう!
その時、みおが言った。『ねぇ、なんでお見舞いに来てくれたの?私が死に遭うかもしれないからかな?』

唐突だった。周りは、静まり返った。気まずい。
その空気に気づいた、優花が、言った。
『優貴くんは、みおの大ファンなの。チョー大ファンなの。みお押しなの。それで、私が呼んだの。コレじゃあ、ダメかな。』
余計、なんか変な空気になっちまった。
『ファン…優貴くんが私の…!?』っと悩んだみお。
それを見た優花が、おばさんと花束を持って、出て行きやがった。

『おぃ、どうするんだよ、この状況。』
ふと、みおが『ごめんなさい。』っと、謝ってきた。