『ゆーくん、優花!結婚おめでとう!まさか、優花とゆーくんに結婚おめでとうって言うなんて、なんか複雑です。
でもね、私の大切な人達だから、いつの日の結婚を祝福したいと想い映像に想いを乗せました。』
っと、言い、ピアノに向かい、音を奏でた。


優しく暖かな、メロディーだった。みお[愛音]らしい想いのこもったものだった。


そして、こうして演奏が終わり、一言で添えられていた。











『ありがとう。優花、ゆーくん!二人に会えて私は、幸せです。
本当に会えてありがとう。二人に沢山の幸せがありますように!』














えっ~!?おっ~!?、と驚いたがなんだか納得した。



『ありがとうな。みお[愛音]!』
涙が、頬に伝わり落ちた。

優花がそっと、寄って、オレの顔に優しく触れた。

『本当に泣き虫だよね。優貴君!』

『そんな事ないよ。』

『そうかな~?泣き虫だと、思うけどな!!』

『かもな。』

『あれ?素直~認めるの?』

『あぁ~優花と同じ泣き虫だよ。』

えっ?っと驚いているが、優花は、オレ以上に泣き虫。ふと、涙を優しく拭ってやりたいと思うほどなんだから。