みおの命日数が日に日に終わろうとしていた。


でも、心からいつも笑ってくれた。



涼しい風が吹き渡り、落ち葉舞い上がるころ。



オレは、みおと二人同じ時間を味わっていた。






『ねぇ、ゆーくん、』

『う~ん?』

『ゆーくんがね、私に買って来てくれたプリンがさ、食べたいな。』

『生クリームたっぷりなヤツな!!』

『うん!!待ってる!』

『ねぇ~、ゆーくん!』
『う~ん?』

『ありがとう。愛してくれて。』

『えっ、あぁ。』

『今も愛してる?』

『あぁ~。愛してるよ。』

『ありがとう。』








っと、普通ならちょっと、どん引きされかねないが





どんな言葉より素敵で、どんな言葉より、輝いている言葉を、
宝石のように、ちりばめ
噛み締め、確かめあいながら、交わしていた。











だが、本当に、これが最期なんて思わなかった。




別れがもう間近に迫っているなんて、考えたくなかった。




『ゆーくん。さようなら!バイバイ!』

『また、明日な!!』