心からの感謝は、何日も続いた。
『ありがとう。』と何度も続いた。




余命を宣告されて5カ月
奇跡的と思うほどに生きていた。








だが、それも長く続かなかった。

3度目の入院だった。




『お母さん、デジカメある?』

『あるよ。』

『便箋は、ある?』
『ないかな…。買ってきてあげようか!?』
『うん。』



想いを込めて全て現したい。それだけだった。