次第に静かになり、何かの発表会と言わせるかのような演目呼び出しがあった。
まっ、手作り感たっぷりで良いが…。
アナウンス『プログラム2番、指輪交換です。暖かく見守ってあげて下さい。』
もうすでにプログラム2番ですか。1番は、入場になるのか!?と、考えていた。ちょっと、どうでも良いが…。失礼。



『ゆーくん、もしかして、二人分の指輪買ってくれたの?』
『あぁ。気にってくれる?』
『うん。とても!』
『実は、この指輪ちょっと、面白いんだ。』っと言い、自分の指と、みおの指を近づかせた。

『何かしら~。』
『ここと、ここを合わせるとハートになるんだ。シャレてるだろ~。』
一瞬キズに見えるが、上手に合わせるとハートに見える、そんな代物になっていた。

『ステキ。ステキだよ。ありがとう!ありがとう、ゆーくん。』
きらめいていた。
二人っきりの世界観に浸っていたのだが、優花が割り込んで、しまったので我に帰った。