1時間後

[音楽ホール]
『ねぇ~、優花?ここ音楽ホールだよね。』不振がる、みお。
『そうだよ。みお、ちょっと待ってて~!』っとニコニコの優花。
『うっうん。』
ちょっと不安がるみたいだが、でも、どこか慣れた感じだ。









『優貴~くん!』っとさっきまでニコニコの優花が険しい顔でやって来た。
『お~う。』
『みおに、言わなかったの?式は、挙げないけど写真だけは撮るって…事情知らないから、ちょっと泣いてしまったんだから、みお!まっ、サプライズなんだけど。』
っと、少し胸ぐらを掴まれた。
おっかない。あまり言えるタイミングは、なかったし、ヘタすれば、バレる危険があったんだ!とは、言わず、『すまん。つい言いそびれてな。』
『まっ、良いか!喜んでくれるだけで良いから!サプライズも続行中だし。』
なんだ?ひとりでに納得してる。『ごめんね、花婿さん、ネクタイ曲がってしまったわ!』と、言いながら会場と無線で取り合ってる。
ホンモノだ。