王子様のキスで目覚める、おとぎ話のお姫様のように、キャスの口づけで、体の自由を取り戻した乃莉子は、ぎゅっとキャスパトレイユに抱きついた。
「こ…こわ…怖かった…。
怖かったよぉ…。」
泣きじゃくる乃莉子の背中に手を回し、しっかりと抱きとめて、愛しそうに髪をなでるキャスは、安堵の表情で囁いた。
「もう大丈夫だからな。
ゴメンな・・・俺が側に居たのに。」
未だ納まらない乃莉子の嗚咽を聞いて、相当の恐怖であったのだろうと、キャスはギュッとその体を抱きしめる。
「ううん・・・。
あり・・・がと・・・。
来てくれて・・・すごく嬉しい・・・。」
乃莉子は、自分を包む温かいキャスの腕に、信頼の感情を抱いた。
と、同時にキャスが助けに来てくれた事を、心から嬉しく恋しく感じていたのだ。
「こ…こわ…怖かった…。
怖かったよぉ…。」
泣きじゃくる乃莉子の背中に手を回し、しっかりと抱きとめて、愛しそうに髪をなでるキャスは、安堵の表情で囁いた。
「もう大丈夫だからな。
ゴメンな・・・俺が側に居たのに。」
未だ納まらない乃莉子の嗚咽を聞いて、相当の恐怖であったのだろうと、キャスはギュッとその体を抱きしめる。
「ううん・・・。
あり・・・がと・・・。
来てくれて・・・すごく嬉しい・・・。」
乃莉子は、自分を包む温かいキャスの腕に、信頼の感情を抱いた。
と、同時にキャスが助けに来てくれた事を、心から嬉しく恋しく感じていたのだ。


