たまたま、足を滑らせて転んだシラサギを抱き起こしたアマネは、ドキッとした。
その手首の細さ、華奢な肩、自分よりいつの間にか小さくなっている、シラサギの柔らかな体に、感情の昂りを覚えたのだ。
「シラサギ…大丈夫か?」
どぎまぎしながら、シラサギを立たせてアマネは、自分が何を望んでいるのかに気付いた。
いつもと違うアマネの表情を、シラサギはキョトンとして見つめる。
「アマネ様?」
そんなシラサギを見て、自然に体が動いた。
アマネは静かに、シラサギに口づけていたのだ。
あれから、何年の月日が流れただろうか。
今アマネは、愛しいシラサギを、自らの意思で手放さねばならない。
この階段を上りきった所に、妃にしようとしている、人間がいるのだ。
その手首の細さ、華奢な肩、自分よりいつの間にか小さくなっている、シラサギの柔らかな体に、感情の昂りを覚えたのだ。
「シラサギ…大丈夫か?」
どぎまぎしながら、シラサギを立たせてアマネは、自分が何を望んでいるのかに気付いた。
いつもと違うアマネの表情を、シラサギはキョトンとして見つめる。
「アマネ様?」
そんなシラサギを見て、自然に体が動いた。
アマネは静かに、シラサギに口づけていたのだ。
あれから、何年の月日が流れただろうか。
今アマネは、愛しいシラサギを、自らの意思で手放さねばならない。
この階段を上りきった所に、妃にしようとしている、人間がいるのだ。


