そのタイミングでキャス達の上空から、聞き覚えのある声が降ってきた。
見かねた乃莉子が、窓から身を乗り出して、叫んでしまったのだ。
「悠く~ん!!!」
キャスは勢いよく声のした方を見上げ、あの魅力的な満面の笑みを、声の主に投げ返した。
やっと見つけた乃莉子は、不安な瞳を揺らしている。
愛しい妃が、怯えているのだ。
乃莉子がどこに居るかを完璧に捉えたキャスは、今すぐこの手の中に抱きしめて、安心させてあげたいと、心から思った。
居場所さえ分かれば、助け出す事が出来る。
この先の行動は決まった。
キャスパトレイユは密かに、不敵な笑みを、浮かべたのであった。
見かねた乃莉子が、窓から身を乗り出して、叫んでしまったのだ。
「悠く~ん!!!」
キャスは勢いよく声のした方を見上げ、あの魅力的な満面の笑みを、声の主に投げ返した。
やっと見つけた乃莉子は、不安な瞳を揺らしている。
愛しい妃が、怯えているのだ。
乃莉子がどこに居るかを完璧に捉えたキャスは、今すぐこの手の中に抱きしめて、安心させてあげたいと、心から思った。
居場所さえ分かれば、助け出す事が出来る。
この先の行動は決まった。
キャスパトレイユは密かに、不敵な笑みを、浮かべたのであった。


