「ショウ!何やってんですか!君も早くコッチに………!」
珍しく、さっき自分にされた事に不平を鳴らそうともしないレイジ。
しかし、ショウは白い光の塊の向こう、ちょうどアスカが居るであろう辺りを見据えながら、答えた。
「このまま、放っとけないだろ………ッ!!」
「無茶は止めて下さい!いくら『ヒュプノス』を摂取していない状態でも、タダでは済みませんよ!」
ショウの性格からして、説得しても無駄なのはレイジは百も承知だったが、想像される「最悪の事態」を避ける為に言わずにはいられなかった。
だが、その時、すでに光はショウの1メートル手前まで迫っていたのだった……。
ショウは、軽く腰を落とし、両足を踏みしめ、両腕で顔をガードして、衝撃に備えた。
…そして………。
迫り来る白い光は、ゆっくりと、その内にショウの全身を飲み込んでいく……………!
「……ショウ!聞いてるんですか!お〜〜い!何か返事を………!」
段々とレイジの声が遠くなっていくのを、ショウは他人事のように感じていた…………。
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