「今の試合楽しそうにプレーしてる人がいないんですよ。みんな守備に攻撃に精一杯って感じで。長渡高校のプレーに振り回されてばっかりで。 そんなので勝利の女神がほほ笑むなんて私は思いません。 フットボールの神様が勝利をもたらしてくれるだなんて思いません。 そんなんじゃ、プレッシャーに負けてしまうんじゃないかって思っただけです。だから、楽しくやっていこうかなって・・・・・。」 図星だったのかみんな黙り込んでいる。 「ちょっといいかい?」 後ろの方でしわがれた声がした。