囚われ姫~星屑は寵姫となりて蝶姫となる~

「これなんか姉チャンに似合いそうだよ」




おじいちゃんがあたしたちの方へ差し出したのはお花をかたどったネックレス。
あたしより先に反応を示したのは神崎さんだった。




「これ…デンドロビウム?」
「あぁ。兄チャン詳しいな」
「まぁね」




おじいちゃんが笑って神崎さんを軽く叩く。
デンドロビウムという花は聞いたことがなかったけど、神崎さんがこんなに反応するんだから、何か甘い花言葉があるのだろう。