それにこれは美樹の応援するためだし。 普通に帰りに篤志のアパートに寄れば、大丈夫だよね……? 「篤志君とは最近……」 「美樹、待ち合わせ時間大丈夫なの?」 「あっ!!そうだったぁ!!」 時間を見て焦りだす美樹。 ――ホッ 篤志の話はしたくない。 美樹にこんなこと話せない…… 「ほら~、桃香行こぉ~~」 「はいはい」 大丈夫。 大丈夫。 そう心に言い聞かせて、美樹の家を出た。