鳥の鳴き声。


遠い、人の声。






目を開くと、知らない天井が見えた。













「え!?」



思わず起き上がると、全く知らない部屋に寝ていた。



記憶を必死に探って、淳子先輩の家にいったこと、あいつの話をきいていらだったこと、頭痛がひどくなったこと、それから――。




ふと、隣で揺れる気配がして、目線を落とす。









「…は?」










あいつが、寝ていた。