君と私のsubtext

みると、前からゆう、横からあいつが、じっとこちらを見てる。



やばい、ぼーっとしていた。



「あ、何?」


「だから、食欲ないの?全然食べてないじゃん」


「あー…」




返事を濁しながら、私は手元を見下ろす。



紙パックは軽くなっていたが、サンドイッチは三口で受付拒否していた。




なんとなく時計を見れば、次の講義開始まで十分を切っている。

食べきれない量でないが、普段の私のペースではありえない。