君と私のsubtext

「そうだ、さっきの講義なんですけど――」


復活したゆうが、昼食も口に運びつつ話し出す。


ゆうはよく、自分の学部の話をする。



ゆうが所属する教育学部の教授陣は変人揃いらしく、特に彼女のいる美術科はそれはそれは面白いらしい。



「へぇ。さすが噂の教育学部だね」


「良かったら今度うちにも潜入してください。国語科とか、すっごくおもしろいですよ」


「時間あったら行ってみるよ」



ゆうは、はい是非っ、と笑顔を浮かべる。


嬉しそうなゆうをみて、女の子してるなあ、と思う。