君と私のsubtext

なんとなく視線を彷徨わせると、一階は言うに及ばず、二階の席からもこちらを見ている女性陣。




おかしい。

この食堂は理系の城のはずなのに…。




どんだけだ、こいつの人気は。


学部を超えてのこの人気、おかしすぎる。




というわけで。


「でも、こっちの食堂にいるの珍しいですね。社会学部なら、一食(第一食堂)のが近いんじゃないですか?」



口調はあくまで友好的に、でも嫌味を味付けして隣の男に質問する。