…私にまた、秘密が出来てしまった。 一つ目は、パパを死なせてしまったこと。 …パパは、わたしを庇ったせいで死んでしまった。 二つ目は、ママから暴力を受けていたこと。 そして、三つ目は…ママを殺したこと。 刺したのはわたしじゃないけれど、そう願ったのはわたし。 あぁ……こんなにも秘密を抱えてわたしは生きていて良かったのだろうか? やはり、わたしは死ぬべきだったのではないか。 そんな思いがわたしの中で駆けめぐる。