そう言ったあたしを、ただ黙って抱きしめてくれていた翔ちゃん。

「翔ちゃん・・・ありがとう・・・翔ちゃん・・・ごめんね・・・聡くんと親友なのに・・・友達関係・・・あたしが壊しちゃって・・・ホントにごめんなさい・・・」

「大丈夫だから・・・梨花、気にしなくていいから・・・」

そう言って、翔ちゃんは、あたしの頭をずっと撫でていてくれたんだ。

ごめんなさい・・・翔ちゃん・・・
本当にごめんなさい・・・