「うぅ・・・聡くん・・・」

堪えていた涙が次から次へと溢れてきた。



付き合って3年・・・
あたしと聡くんには、まだ身体の関係はなかった。

「あたしに魅力がないから？」
と聞くあたしに、
「違う・・・りんのこと大切にしたいんだ。だから、結婚するまでそういうことは・・・したくない・・・」

聡くんがあたしのことを大切にしてくれてるんだって嬉しく思う反面、もしかしたら愛されてないのかもと不安だったあたし。

その不安は、ずっとずっとあたしの心の中を支配していたんだ。