「梨花・・・聡に会いに行くか?」 「えっ?!」 最後の誕生日を来週に控えたある日、翔ちゃんがあたしにそんなことを言った。 「梨花が聡に会いたいと思ってるのは、わかってた。来週、1週間学校休みになったから、一緒に北海道に行こう。」 「でも・・・」 「安心していいよ。俺が兄貴に頼んでやるから。」 「翔ちゃん、ありがとう!」 泣いてありがとうと言うあたしを、翔ちゃんは泣き止むまで優しく抱きしめてくれていた。 あたし・・・聡くんに会えるんだ・・・