「日曜日、聡くんに会おうって言われたらしくて・・・死ぬまでに何回会えるかわからないから、会いたいって言われたんだ。でも、梨花、聡くんに病気のことまだ話してないんだろ?いつ発作が起きるかわからない状態だから、聡くんにも病気のことは知っておいてもらいたいんだけど・・・」

「わかった・・・梨花に言ってみるよ。じゃあ、俺、梨花迎えに行ってくる。」

「あぁ、梨花のこと頼んだよ。」

俺は、梨花の病室に向かいながら、どう梨花を説得するか考えていた。
でも、そんな考えは無用だったんだ。