兄貴から病気のことを聞いた梨花は、思ったより落ち着いていた。 いや・・・落ち着いてるように見せていただけなのかもしれない・・・ 「梨花・・・俺のことも頼って・・・」 そんな梨花に、そう言うしか出来なかった俺。 梨花・・・俺が梨花を最期の時まで支えてやるからな・・・ 話終わった兄貴が病室を出て行くと、梨花は俺に信じられないことを言った。