それからすぐに親父の病院に運ばれた梨花。
兄貴が処置してくれて、落ち着いた梨花だったけど、兄貴の口から出た言葉に俺はショックを隠せなかった。

「梨花・・・もう長くないよ・・・」

「はぁ?それ、どういうことだよ!!なぁ、兄貴!」

「ここまで病気が見つからなかったのが不思議なんだ。もう・・・何も出来ない・・・あと・・・2年が限界・・・」