それからの俺は、大学の授業や研修で忙しくても、時間を作って梨花に会いに行ってた。 梨花が寂しくないように・・・ というのは言い訳で、俺が梨花に会いたかっただけ。 梨花の顔を見て、癒されたかっただけなんだ。 でも、そんな俺の気持ちに気付くことなく、梨花は俺のことをお兄ちゃんだとしか思ってくれなかった。