「何が?」 ……は? 何がって……何が!? 全然、意味がわかんないんですけど。 少しでも期待したあたしが、バカだった。 ……ていうか。まあね、そりゃわかってたよ? 怜佑がそういうことには全く疎くて、ナツみたいに気の利いたことをさらっと言えるような人間じゃないってことくらい。 でもさ! あまりにも酷すぎない? ……もういいや。 「なずな、早く入ろ」 「え? ……うん」 はぁっと大きく溜め息をついて、あたしはプールに向かって歩き始めた。 ――その時。 「きゃあっ!」