転校生は憧れの人




「簡単。見たらすぐわかるし。…… っていうかまず、一ノ瀬が俺のこと騙せると思ってんの ?」


「……うっ」



唐突に放たれたその言葉は、グサリと胸に突き刺さる。


それと同時に、ニヤリと含み笑いを浮かべる憐くんの顔が目に映る。


私はなんだか恥ずかしくなって、紅潮していく頬を隠すように俯いた。


やっぱり憐くんには勝てないよ。



「で? 何言われた?」


「……」


「サイダー選んであげたよね?」



……っ! 嘘、ここでサイダー出すのーっ!?


ちょっと憐くん、それは卑怯だよぉ!