転校生は憧れの人





眩しくて、愛らしい表情。


……うぅ。


そんな顔されたら何も言えないよ。



「はい」



吉野くんの純粋さに完全に負けてしまった私は、小さくそれだけ呟いた。



「へぇ、一ノ瀬さんが白雪姫なんだ」


「うん」



落合くんは私に近付くと、大きな目を細くして笑う。


“爽やか”


そんな言葉がぴったり、なんて不意に思ってしまった。



「一ノ瀬さん可愛いから、きっと似合うよ白雪姫」



私の耳に口許を近付けるなり、ポツリと一言。



「え……」



え!? 


な、何を言ってるの落合くん。