ちょっぴり不安な気持ちを抱き、辺りを見回す。 すると――。 「マジで? 落合、王子!?」 「……はは。うん、そうみたい」 大勢の男子生徒が群がるその先。 その中の1人の大きな叫び声に乗せられ、伝えられたら真実。 お、落合、くん!? 私は一瞬、頭が真っ白になった。 だって。落合くんと言えば……成績優秀、スポーツ万能、ルックス最高、おまけに性格までかなり良いっていう、まさに学校の王子様的存在だ。 そんな彼が王子様役だなんて、もうピッタリすぎる。 ――じゃなくて! 私、ヤバいよ~~~っ!