恋の方程式

「女の子一人夜道なんて危ないだろ。」


「・・・ごめんなさい。」


「行くぞ。」


「うん・・・」


俺、ちょっときつかったかな?
はぁ~、完璧嫌われたな・・・


「・・・」


「・・・」


なんかしゃべらないと・・・
このままじゃ、時間の無駄だ。


「なあ。」


「何?」


どうやら、しゃべれそうだ。


「俺のどこが嫌なの?」


「・・・・」


「聞いてる?」


「聞いてるよ。」


「じゃあ答えて?」


「別に、嫌な所なんて無い。」


「ならなんで?」


「男にはもう懲り懲りなの。」


「どういう意味?」


「だから、簡単に言えば男嫌い。」


「そういうことか。なら、相手が俺じゃなくても、嫌って言ってたの?」


「当たり前でしょ。」


なんか、ホッとした。
こんなに、こいつと話せるなんて・・・
よかった、コンビニ来て。


「なんで、男嫌いに?」