翔はその日以来、女に対してどこか壁をつくるようになった。 そして、現在に至る。 ―――翔の過去 end こんな過去もあれば、同情しちゃう。 私と同じことを思っているから。 苦しかったよね。 辛かったよね。 こんな言葉じゃ足りない。 もっと、もっと、苦しめられたから。 翔は今でもそうなのかな? 私に対して、まだ心を開けていない部分があるのかな? ねぇ、翔? 一人で悩まなくてもいいんだよ? 私やみんながいつでもついているから。 もっと、頼って? 翔・・・。