一瞬、時が止まった。 「おい、翔ホントにそんな事言ったのか?」 「翔。」 「ああ。」 バキッ 瀧が翔を殴った。 我慢の限界だった。 「お前、雪ちゃんになんてこと言ったんだ!!!!」 「瀧、落ち着け。」 「みんな、よく落ち着いてられるな!!傷ついたのは、お前だけじゃないんだぞ!!雪ちゃんも、俺たち以上に傷ついてるんだ!!」 「・・・ごめん。」 「情けないよ。」 そう言い残して、瀧は雪乃を探しに行った。