予想より、遥かに離れた人物が立ていた。 私の目の前には、金髪で、両耳合わせて五個もピアスが開いていて・・・ さらに、眉間にしわを寄せて、ギロリと睨んでる。 もう、怖いよ~ こんなのが、目の前にいるんだよ~?? 怖いと感じないほうが可笑しい。 「おい。」 「は、はい!!」 「お前、篠原雪乃か?」 「は、はい!!」 「じゃあ、ついてこい。」 な、何? なんで、こいつが私の名前知ってるの??