恋の方程式



乾杯してから、しばらくした。


フッと周りを見ると、雪乃がいない。

それに、侑もだ。


「蓮、雪乃と侑は??」


「そういえば、見当たりませんね。」


「たっく、どこに行ったんだよ!!」


「翔、少し落ち着きなさい。ここは、侑の家ですよ。きっと、大丈夫です。」


「でも…!!」


俺は、焦っていた。
雪乃が傍にいないだけで、不安だった。


これほどまでに、雪乃に惚れてる。
離れたくない。
離したくない。




雪乃・・・






そうだ、電話すればいい!!



【プルルルルルッ♪♪プルルルルルッ♪♪】




出ろ、出ろ!!


『もしもし?』


雪乃・・・


「もしもしじゃねえ!今どこにいるんだ??」


少々きつめで聞いた。


『侑と、ものすごく綺麗な夜景見てる~』


夜景だと~~??

なぜだ??