教室では”先生”なのに 2人になると途端に”彼氏”になる。 不思議な感覚だったけど 今は少しだけ慣れた。 「 ・・・聞けっつってんだろ 」 「 っいひゃい!!! 」 かっこいいなぁ、なんて またぼうっとしていたら 今度は頬を抓られた。 「 放課後、・・・書庫に 」 私にだけ聞こえるように 小さな声でそう言われて ───────────・・抱きつきたい・・・! こんなところでも”特別”で それがすごく嬉しくて、 頬を抓られたまま笑ったら 苦笑されてしまった。