「ハッピバースデートゥユー、ハッピバースデートゥユー、ハッピバースデー
ディア花ちゃん~ハッピバースデートゥユー」
歌が終わると花は勢いよくろうそくを消した。
たった、だけどあたし達にとってはかえがえのない時間がこもった3本のろうそく。
この三本のろうそくが立つまでに本当に色んな事があった。
花、あたし達はこれからも花のパパとママだからね。
ずっと一緒にいようね。
「花、おめでとう!!」
「花ちゃんは何歳になったのかな?」
お父さんやお義母さんの質問に花ははりきって三本の指を立てた。
そして元気よく、さんさいっ!と叫んだ。
「もう三歳なのね~」


