続!?パパとママのヒミツ♪


だって、あたし達…もごもご小さい声で呟くと、急に手が強く握られた。

「卒業したら堂々と歩こうな」


「うん!!」


いけない事をしているわけじゃない。

だけど、世間の目はそこまで優しく、温かなものじゃないことも理解している。

それにちゃんと今度こそ卒業したいもの。


「想、ありがとう」


見上げると、視界には大好きな人の顔が映る。

一生を誓い合った、大切な人の顔が。


「何改まってんだよ」

「だって、嬉しくて」