分かってるのに止められない。 もっと欲しくて 触って欲しくて 想の首に腕を回す。 それが合図になって ゆっくりソファの上に押し倒された。 「自分から誘ったんだからな、責任とれよ」 誘った覚えなんかないのに、そう言う前に想の手がパジャマに入ってきた。 「ん、あっ、ダメ」 自分でも信じられないくらい甘い声が出る。 いつまで経ってもこういうのは慣れなくて。 恥ずかしくてパジャマで顔を隠してしまう。